マヌカハニー研究者・ピーターモラン教授のレポート
口部健康を促進するためのはちみつの潜在力
引き続き、世界的に有名なマヌカハニーの研究者、ニュージーランド ワイカト大学のピーター・モラン教授の研究レポートをご紹介します!
- 概要
- 序説
- はちみつの特徴
- はちみつの治療的特性
- はちみつの歯科における治療の潜在性
- はちみつは歯に有害か
- キャンディーの砂糖を変えてはちみつに
キャンディーの砂糖を変えてはちみつに
今一つの懸念、すなわち蜂蜜をキャンディーとして食し、長い時間口中に入れておくと、その酸が歯のエナメル質を侵食しないかということである。
しかし、研究では蜂蜜はリン酸カルシウムと酸に分解させない成分を含んでいることが証明されているエナメルの硬度を精密に計測し、電子顕微鏡で精査してみると、3時間 100%、50%、25%のはちみつにさらしても一切の脱石灰現象(DECALCIFICATION)は発生しない。
はちみつの中にある有機質のリン酸エステルによるものと考えられる。長い間はちみつを唾液の中に含んでいると、このエステルの劣化につながると考えられたが、4時間位のテストではごくごく部分的な現象とわかった。
一方、キャンディーが口の中に4時間も入っていることはなく、はちみつがキャンディーから溶けて飲み込まれるのは分単位の問題である。
しかし、ボランティアによる実験でスプーン1匙のはちみつを口中に15分入れてもらい、エナメル硬度を測ってみると、ごくわずかに脱石灰現象が起こったこともあった。ただし、口内乾燥症(XEROSTOMIC)の人には起こらなかった。
いずれにせよ、歯周病の非感染治療には歯に直接はちみつを接触させるわけだから何の問題もない。
はちみつの抗バクテリア作用は熱によって破壊されるので、通常のキャンディーの生産工程で砂糖の代わりに蜂蜜を使うとその作用はほとんどなくなる。
しかし、技術開発が行われその作用を壊すことのない、温度で通常と同じ組織を持ったはちみつのキャンディーが生産されるようになった。
ボランティアによるテストでなめたり、かんだりして計量してみると、唾液の中のはちみつの中心成分は18〜46%であり、これはカリエス誘導バクテリアを制御するのに十分な数値とわかった。
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